三つ子の魂百までの本当の意味は?そしてそれが引き寄せるものとは

何故虐待したり、結婚離婚を繰り返すのか

昔から三つ子の魂百までとよく言われますが、潜在意識及び波動エネルギーの法則、作用と反作用の法則に基づいて言うと、この諺の意味は相当に奥が深いです。

 

飽くまでも私個人の主観では有りますが、例えば親に虐待され続けた子供は、自分が大人になって結婚し子供が出来ると、余程意識しない限り無意識に自分の子供を虐待してしまう場合がままあります。

 

また誤解を恐れずに言うと、両親が離婚した家庭で育った子供は、大人になって自分が結婚しても自分でも何故だか判らないまま、知らず知らずの内に離婚に至ってしまう確率が高いのではないでしょうか?
勿論そうではなく十分に幸せな結婚をし、幸せな家庭を築いている方達もおられると思いますが不孝にして離婚に至ってしまったカップルも多い様に感じます。

 

その一方で両親が非常に仲の良い家庭で虐待される事もなく可愛がられて育った子供は、その後自分自身が大人になっても穏やかな結婚生活、子育てに繋がっている事が多い様に感じます。
これは裕福な家庭に育ったとか、貧乏な家庭に育ったとかには関係なく、その時の家庭の暖かさとか安心感に由来するものではないでしょうか?

 

これらは統計を取った訳ではなく、飽くまでも私が今迄の人生経験や占い鑑定業務において出会った沢山の方達の状況を垣間見た上での主観的な判断ですので、立証する事は出来ません。
しかし理屈ではなく、実際にそうだと感じておられる方々も多いのではないでしょうか?

 

しかも厄介な事に、その虐待をしたり結婚生活を破壊してしまう当事者自身が、何故そういう風になってしまったのか自分でもよく判らない場合が多いのです。

 

気付かない内に親の嫌な性格を引き継いでいる

ただその様になってしまう人達は大抵の場合、物心つく頃からずっと家庭内で虐待を受けていたという方が圧倒的に多いのです。

 

私が過去に鑑定した家庭問題に悩んでいる方の殆どが過去に自分自身が虐待を受けていました。
なので虐待をしたり、家庭を壊してしまう行動を取ってしまう本人に全ての責任があるとは言い切れない側面があると思います。
言ってみればその本人自身も被害者なのです、ただだからと言って弱い者に対して虐待をするというのは正当化出来るものではありませんが、いずれにしても不幸の連鎖は断ち切らねばなりません。

 

自由な人生を生きる為に折角この世に生を受けたのに、意に反し親から虐待され子供時代に想像を絶する辛い思いをして育ち、ようやく大人になったのに親の嫌な部分の性質を知らず知らずのうちに引き継いでしまっている。
そして本来は一番大切な筈の自分の子供を虐待してしまったり大事な家庭を壊したりしてしまう、こんなに辛く悲しい事はありません。

 

一方で恵まれた子供時代を過ごした人達は、その後大人になっても更に恵まれた幸せな人生を送っている。
こんな理不尽で悲しい事が有るでしょうか?
これこそが俗に言う三つ子の魂百まで」という諺に隠された真実なのです。

 

意識しないでいると潜在意識の働きによって、自分自身が一番強く印象を受けた状況を知らず知らずのうちに再現してしまうのです。

自分の心の奥底の印象が人生を決める

私達に備わっている潜在意識には、自分の心の奥底に抑え込んでいた本音の部分を正確に読み取って再現する働きが有ります。
それは大自然の法則なので個人の諸事情をいちいち考慮してはくれません。
本人さえ気付いていない強い印象を受けた本音の部分をただ淡々と正確に再現するだけなのです。

 

そしてその再現された状況に応じて、新たに印象付けられた波動エネルギーがまた自分自身から放出されるのです。
その結果、その印象に応じた状況が現実化され、中々負のエネルギー連鎖から抜けられない事になります、これらは全て潜在意識及び作用と反作用の法則によってもたらされたものです。
何度も申しましたが、それらの法則の働きには人間的な常識や道徳とかは一切反映されません。
なので「あなたは幼少期に苦労されて可哀そうだから、大人になった今、素晴らしい状況をプレゼントして上げよう」という事には残念ながらなりません。
それどころか、どこかで負の連鎖を断ち切らねば同じ負の状況を繰り返す結果となりかねません。
そのぐらい自分の心の奥底に受けた印象は重要なのです。

 

幸せも不幸せも連続して続く理由

法則はいつの時代も常にシンプルです。
高いところから物を落とせば地面に落ちるし、太陽は常に東から登って西に沈みます。
同じ様に幸せの波動エネルギーにはそれに見合った幸せの状況が引き寄せられ、不幸の波動エネルギーには不幸な状況が引き寄せられるだけです。
人間的な諸事情は考慮してくれません、ただ厳とした法則としての働きがあるだけです。

 

それだけに恐ろしいと同時に、考えようによっては非常に有難いとも言えます。
何故なら本当の意味で心の持ち方を変える事によって、人生そのものを根幹から好転させる事が出来るからです。

 

とは言えそれらの事を十分理解してそれなりの対応をしなければ、知らず知らずの内に自分の心の奥底深くに眠っている自分でも日頃気付いていない強烈な印象が、それと同種の波動エネルギーを発し、作用と反作用の法則によって同様の物を引き寄せ、結果として自分が育った家庭と同じ様な状態の人生を現実化する事に繋がっていくのです。
それが幸せや不幸が連続して続く理由であり、それこそが三つ子の魂百までの正体です。

そしてこれが引き寄せの法則と言われている潜在意識の働きなのです。

 

恋愛、結婚、家庭その他人間関係における影響

自分の話しで恐縮ですが私の場合、紆余曲折を経て自分の心の中を深く感じ続ける事によって、今でこそ穏やかな男女関係を作れる様になりましたが、若い時は本当に好き放題出会いと別れを繰り返し、相手の気持ちを考えず、しかもその事を恥じとも思わずむしろ勲章だとさえ思っている様な、決して褒められた人間では有りませんでした。

 

育った家庭を振り返ってみても、結婚に夢を描いた事もなく子供を持って幸せになるイメージや穏やかな家庭を持って幸せに過ごすというイメージが、どうしても描ききれませんでした。
結果的に今も子供はいませんが、もし過去に結婚して子供を授かっていたら、もしかしたら私も自分の親と同じ様に自分の子供を虐待していたかも判りません。

 

自分は絶対そんな事はないだろうと思いたいですが、潜在意識の事や波動エネルギーと作用、反作用の法則なんてサラサラ考えた事もない若い時であればその可能性は大いにあったと思っています。
少し寂しいですが、私の場合は子供がいなくて結果的には良かったのかも判りません。

 

虐待を受けて育った全ての人が私と同じとは言いませんが、もし現状自分を持て余して自分で意図したつもりもないうちに家庭不和に繋がる様な行動をしてしまうという方がおられたら、自分自身を責めるだけでなく、一旦立ち止まって過去から今迄の自分の人生を、一からじっくりと振り返ってみる事をお勧め致します。

 

自分の過去と真正面から向き合う事が新たな出発

自分の過去を振り返る場合、特に幼少時代の事をじっくりと思い出してみて下さい。
もしかしたら日頃は忘れているだけで、そこにはいつも不安で悲しみを抱えた少年、少女がいたのではないですか?
その頃の自分自身を、心の中でそっと抱きしめ可愛がって愛して上げて下さい。

 

そして大人になった今はもう何も心配する事なく、人に愛されても良いし人を愛しても良いんだという事をイメージの中の子供時代の自分自身に十分納得させて上げて下さい。
その様にして心の奥底深くに沈んだ過去の自分の負の感情を開放して上げる事によって、今迄の自分とは全く違った自分になり、その結果自ずと自分自身を取り巻く環境が好転していくでしょう。

 

これは何も家庭不和に限った事ではなく、恋愛においても短期間に出会いと別れを繰り返し長続きしなかったり、仕事上の人間関係がうまく行かずいつも他人の犠牲になったりする場合も同じです。
大抵の場合、物心がつき始めた頃や少年少女時代に周囲から植え付けられた負の印象が、自分の心の奥底深くに沈み込んで大人になった今改めて現実化している場合が殆どです。

 

なので自分自身の置かれた環境や状況を変えたければ、外部の出来事を変えようとする前に一度自分の心の奥底深くをじっくりと覗いてみる事です。
そして納得し自分の内部が変化すれば、それに伴って自分を取り巻く環境や状況も自ずと変化して行きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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