嫉妬や不安、恨みや絶望から人間の感情の中の怒りのパワーが爆発する

怒りと妬みのパワーが人生を破壊する

今回は怒りのパワーについて考察していきたいと思います。
およそ人間である以上、生まれてからこの方、ただの一度も怒りの感情を持たなかった人はいないと思います。

 

勿論その出し方は人それぞれだと思いますが、いずれにしても怒りの感情は効果的にコントロールする必要が極めて高いと思います。
何故かと言いますと人間というのは究極は波動エネルギーの塊で、喜怒哀楽の感情にもまた個別の波動エネルギーが備わっているからです。

 

取り分け怒りの感情の波動エネルギーは強く、そのマイナスパワーは時として他人の命をも脅かす事になるのは日々報道されるニュースを見ていても明らかです。

 

そして昔から類は友を呼ぶという諺が有りますが、実際に同質の物は引き寄せ合う力が非常に強く注意が必要です。
それは言い換えれば波動エネルギー同士が共鳴し合い、怒りには怒りに見合う波動エネルギーが降りかかってくる事を表します。

 

では怒りの波動エネルギーに共鳴する同質の波動エネルギーとは一体どんな物でしょう?
それは破壊、恐怖、裏切り、不和、傲慢、争い等いずれにしても私達が忌み嫌う様なエネルギーばかりです。

 

しかし仮に忌み嫌ったとしてもそんな事にはお構いなく、自分から放出された波動エネルギーの質に見合う同質の波動エネルギーが、作用と反作用の法則に基づいて正確に自分自身に跳ね返ってくるのです。
そして結果的にそのエネルギーに即した現実が目の前に現れるのです。
例外は有りません。

人を呪わば穴二つというのは決して単なることわざでは無いのです。

法則はいついかなる時も厳格で個人的な事情は一切関係有りません。

その意味においても、怒りの感情は非常に厄介なものであると言わざるを得ません。
それだけに何としても怒りの感情をコントロールする必要があるのです。

怒りのパワーをコントロールするには

では怒りの感情をコントロールして悪い波動エネルギーを出さない様にするには具体的にどうすれば良いか考えてみたいと思います。

その前に怒りの波動エネルギーの特徴を見て行きたいと思います。
まず第一に挙げられる特徴は、怒りの感情というのは瞬間的に沸き起こるという事です。
勿論それまでに沸々と湧き上がる怒りのエネルギーが、自分でも気付かない内に溜まっていたのでしょうが、それでも怒りが噴き出す時は飽くまでも瞬間的で有るという事です。
丁度火山の噴火の様なものですね。

 

そして第二の特徴は怒りの感情という物は長続きしないという事です。
確かにしつこく恨んだり愚痴ったりする人も中にはおりますが、少なくとも火山の噴火の様な強い怒りのエネルギーは飽くまでも瞬間的で、1年も2年も同じ強いレベルで怒りっぱなしという人はまずいないでしょう。

もし実際そんな人がいたら、他人に怒りのエネルギーを放出している途中で、その怒りのエネルギーに晒されて自分の命そのものが危うくなる事でしょう。

 

その様に考えると、怒りの波動エネルギーをコントロールする為には、2つの側面に注意する必要があると思います。

 

まず瞬間的に爆発する怒りの波動エネルギーにどの様に対処するかという事ですが、これは怒りが沸き起こった時に「どんなに腹が立っても10秒間は深呼吸して我慢する」というルールを作ってしまう事です。
そして理屈ではなく反射的な対応として厳密にそのルールを守り切る覚悟を決めてしまう事です。
とにかく何が有っても10秒間は絶対に怒らないと決めつけてしまうのです。

 

世間を見回してみて殺人などの重大事件を起こした者でも、もし10秒間我慢できさえすれば、そこまで悲惨な結果になっていなかった事例も多々あるのではないでしょうか?
それ程に怒りの波動エネルギーは人生をマイナスに引っ張る力が強いのです。
また場合によっては10秒で足らない人や長すぎる人もいるかも判らないですが、そこは冷静な時にじっくりと自分の性格と照らし合わせて考慮すれば良いと思いますが、大事な事は一度決めたルールはあれこれ考えずに厳格に守り通す事が大事です。

 

人は誰しも日々生きて行く中で、大なり小なり自分の意に沿わない事や不愉快な出来事に遭遇する事があると思います。
そしてその度に殆どの人がイラついたりムカついたりしながら、それでもその気持ちをぐっと抑えて頑張って生きているのが実情だと思います。

 

職場や家庭での人間関係によるストレスや日常の小さな予定が狂ったり、見知らぬ他人の傲慢な振る舞いやテレビで発表される政府の方針、凶悪事件のニュースなどなど、その気になればイラついたりムカついたりする材料は枚挙にいとまが有りません。

 

しかしいくら正当な理由があろうとも、それらに怒りの波動エネルギーを向けても何の解決にもなりません。
職場や家庭での人間関係が自分の思う様に変わり、見知らぬ傲慢な他人が反省し、政府の方針が変わったり、凶悪事件がなくなる様な事は一切ありません。

 

それどころかその怒りの波動エネルギーを放出した自分に、それに見合う同質の波動エネルギーが引き寄せられた上で現実化され、自分自身がその現実を受け取ってしまうのです。
こんな馬鹿らしい事があるでしょうか?
腹立たしい場面に遭遇した後で更にまた腹立たしい事が連続して起こる。
そして永遠に負のループの影響を受ける。

何としてもそれは避けなければなりません。
マイナスをもたらす負のエネルギーは完全に断ち切らなければなりません。

 

その為にはどんなに怒りたくなる様な状況であっても、私達がその状況に気持ちをフォーカスしない限り、いずれその場面は雲散霧消していく事を理解する事です。
そして先程述べた様に怒りを回避するルールを厳密に守りぬく事です。

 

さらに言えば怒りの波動エネルギーが、火山の噴火の様な大きなエネルギーに育つまでの小さなエネルギーの段階の時にこそ強く意識してその小さな怒りを小まめに消す、それが重要になってくるのです。
その為には日常生活でイラついたりムカついたりした時に、怒る事によってその問題が解決するかどうかを冷静に客観的に考える癖を身に付ける事です。

 

もし怒る事によって事態が改善したり、自分の思った様な結果を導き出す事が出来るのならば、怒る事にもメリットは有るでしょうが、残念ながら殆どの場合怒る事によって解決するどころかかえって問題が大きくなる事に気が付く事でしょう。
仮に自分より立場が弱い人間に対して怒り、相手が自分の言いなりになったとしても、それは本当の意味での解決には程遠く、波動エネルギーの観点から言いますと新たに他人の恨みの波動エネルギーを受けるだけの事になり、一見表面的には解決した様に見えて、いずれその恨みの負の波動エネルギーが形を変えて自分の人生に跳ね返ってきます。
ある程度人生を経験した方ならば、実感として感じるところではないでしょうか?

 

しかし逆に怒りの波動エネルギーを上手くコントロール出来さえすれば、その様な負の波動エネルギーに晒される事もなく、今迄とは一線を画す人生となって花開いて行くでしょう。
その果実を味わうのは、他でもないあなた自身なのです。

 

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