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自分の力だけで生きている訳では無い
我々は往々にして、自分自身の力だけで生きていると錯覚しがちですが、それは大きな間違い、勘違いなのです。
何故なら、人間がコントロール出来る事には限りが有るからです。
例えば思った時に思った場所に雨を降らせる事が出来るでしょうか?
或いは太陽を西から昇らせる事や、台風を止めたり地震が来ない様に出来るでしょうか?
これだけ科学が進歩した世の中になっても、それら何一つコントロール出来ません。
自分個人のレベルに目を向けても、意識して胃腸を動かしている訳では無いですし、寝ている間も休まず動き続けてくれている心臓が有ります。
夜眠っても翌朝にはちゃんと目覚めさせてくれるのも、ある意味奇跡ではないでしょうか?
人間を突き詰めると大宇宙の根源に行き着く
大きな事を言わせて貰えれば、人間もこの大宇宙の一部では無いかと私は考えています。
人体の構成を考えても素人目にも各々の器官や細胞が密接に関わり合いながらバランスを取って存在しているのが我々人間で有り、宇宙空間においても地球や太陽を始めあらゆる惑星達が規則正しくバランスを取りながらお互いが存在しています。
そこには共通の揺るぎない法則が働いていると考えざるを得ません。
そもそも我々がこの世に生を受けて物心がつくその前は一体どこにいて何をしていたのでしょうか?
そして何故この世界に生まれ落ちたのでしょうか?
そこには必ず何らかの理由や答えが有るはずです。
そして更にはこの世の生を終えた後、我々は一体どんな姿でどこに行くのでしょうか?
色々な意見が有りますが、私も含めて誰一人明確な答えを知りません。
ただそれでも人間は生まれてきたら必ず死にますし、未だかつて死ななかった人はいないでしょう。
そして世代が変わっても相変わらず人間の身体は精密機械の様に日々動いてくれているし、宇宙空間の惑星のリズムやバランスは保たれています。
人を存在させている物は一体何か?
改めて考えてみると人間の存在を含めて、この世は不思議な事だらけです。
そう思うと自分自身が勝手に生きていると考えるよりも何か大きな存在に生かされていると考えた方が自然ではないでしょうか?
その大きな存在の事を一般に神様と崇め色んな宗教が存在しますが、私が考える大きな存在とは大宇宙のリズムで有り、大いなるエネルギーそのものです。
そしてその存在は寛大で深い愛に包まれていると感じています。
我々が人生を生きる上で人それぞれに考える力や病気やケガを負った時、自然と治してくれる治癒力を与えられているのもその証でしょう。
人は何の為に生きるのか?
人が生きる目的というのは凄く大きなテーマであり、色々な考え方が有ると思います。
私が考える人生の目的とは狭義には個々人の自己実現だと思いますが、広義には自分の人生の軌跡を通じて大宇宙の進化向上に寄与する事ではないかと思っています。
大それた考え方かも判りませんが、例えば人間の身体を例にとると、構成している細胞の一つ一つが我々一人一人だと考えれば、その一つ一つの集大成が人間の身体を構成している訳で狭く考えればその細胞が心臓だったり、肝臓であったり或いは骨や筋肉だったりしますが、広く大きく考えるとその細胞のどれもが無くてはならないもので、まるでジグソーパズルの様に一つでも欠けるとパーフェクトでは有り得ません。
そしてそれぞれの細胞が協力し合いながら、赤ちゃんの時代から大人へと、そして晩年から元の世界へと向かう中で進化向上して行く訳です。
同じ様にこの大宇宙に存在する惑星も古くなった星は淘汰されながら絶え間なく膨張している事が判っています。
大宇宙のリズムに合わせて生きると運が良くなる
人間も自然も大宇宙の法則に則って進化向上していくならば、そこには自ずと理が生まれる筈です。
そしてそのリズムや法則に外れると、どうしてもバランスは崩れ事故や病気や不運という自分にとって不愉快な状況が引き寄せられるのです。
逆に言うと大宇宙のリズムや法則に則った生き方をする事によって自分自身も大宇宙の一部となり、圧倒的で精緻なバランスと完璧さに浴し自ずと自分自身にも幸運な状況が引き寄せられるのです。
大宇宙の法則に則った生き方とは?
バランスの取れた良い人生を送る為に気を付ける事は、一つには同じ進化向上の目的を持った他の細胞とでも言うべき他人の人生に対して、過度に干渉したり邪魔をしたり傷つけたりしないという事です。
寧ろ協力し合う事によって、お互いがより良い人生を送る事が出来ます。
人体を例にとってみても、もし細胞同士が争えばバランスを崩し、たちまち病気になって倒れてしまうでしょう。
では大宇宙のリズムに合わせて生きる為には何が必要でしょうか?
それは自分の心に違和感を感じる行動を取らない事に尽きると思います。
どんな人間でも生まれた時は無垢な赤ん坊で、その瞬間から他人を傷付けたいという者はまずいない筈です。
という事は人には生まれながらにして良心が植え付けられているという事です。
なので良心に悖る事をしてしまうと何となく違和感があったり気持ち悪かったりするのです。
しかしその気持ち悪さも慣れてしまうと段々麻痺してしまって本来備わっていた筈の違和感を感じる能力そのものが
阻害されなくなってしまうので注意が必要です。
もし天体の惑星が軌道を外れたら大宇宙のバランスが崩れ大惨事をもたらすでしょう。
それと同じ様に人間自身も本来進むべき軌道を外れると自分はもとより関わる人や物全てに悪影響をもたらします。
なので自他共に繁栄する為には、お互いがそれぞれ大宇宙の法則に則った生き方をする必要が有るのです。